担当者ごとの商談内容は一日一覧の日報(DMV:Daily Monitoring View)画面に集約され、報連相や翌日の予定なども一目で把握できます。
上司の指示やアドバイスも一画面で簡単に入力できますので、管理者のマネジメントが容易になりコミュニケーションも増進されます。
各担当者の商談や業務内容が集約されて一つの日報(DMV:Daily Monitoring View)画面に表示されます。これによって、マネージャーや経営者は、部下の人数分の日報(DMV)を見れば良いだけになります。
日報(DMV)画面のない、案件管理型、商談レポート型のSFAの場合には、商談ごとにレポートを開いたり閉じたりしなければならず、オペレーションがとても煩雑になります。たとえば、5名の部下がいて、一日に5商談していたとすると、5×5=25回、レポートを開け閉めしなければならなくなり、実際にはそんな面倒なことをするマネージャーはほとんどいませんから、結局、書いても読まれない商談レポートの山を築くことになります。読まれもしないレポートを書く人はいませんから、運用頓挫につながりやすくなります。
また、商談単位で管理しようとすると、まったくレポートが提出されない日があっても、商談がなかったから提出されないのか、商談があったのにサボって入力していないのか、が分からず、運用の不徹底につながりやすいという問題もあります。
米国で生まれたSFAには、そもそも日報(DMV)画面はありません。フルコミッションの業績連動給の営業マンの場合、一日の活動がどうなっているかを管理する必要はなく、指導育成する必要もないからです。必要なのは、受注見込管理と案件のプロセス管理であり、訪問効率や商談外の業務を把握する必要もありません。
しかし日本の営業マンのほとんどは固定給をベースにしており、歩合給部分があったとしても比重は小さくなっています。当然固定給を支払う場合には、給与に見合った活動をしてくれているのかを把握する必要があり、モチベーションを高めながら、指導育成もしていかなければなりません。こうした給与体系や雇用形態の違いにより、米国生まれのSFAも日本においては日報(DMV画面)型のSFAに進化することになったのです。
NIコンサルティングのSFA「Sales Force Assistant」は、米国のSFAを日本用にローカライズしたものではなく、紙の日報時代から培ってきた日本企業の営業指導ノウハウを元に開発された独自SFAです。