創業から100年を超えた老舗企業でありながら、特許製品“meta insole”で「足元から世界を変える」新たな挑戦を続ける靴メーカー、マドラス株式会社様。取締役本部長 岩田敏臣様、マーケティング・MD本部取締役部長 奥山純一様、総務部 経理・貿易課長 川角知弘様にNI Collabo 360の導入経緯とその効果を伺った。
――弊社のNI Collabo 360をご導入いただいて、非常にうまくご活用いただいていると担当者から聞きまして、お話を伺いにまいりました。ちょうどインボイス制度や電帳法への対応というご事情もあったかと思いますが、導入検討の経緯などをお聞かせください。
岩田:社内の情報系のシステムとして、グループウェアのツール、経費精算のツールに加えて、メールシステムが別々に動いていたのですが、電帳法対応でアップデートが必要になり、コストもかかることだし、うまく統合して一元化できないかと検討を進めていたのです。
岩田:弊社は創業103年目を迎える古い企業なので、どうしても古臭いとか変化に対応するスピードが遅いようなイメージがあると思うのですが、結構スピード感もあるのです。決まったことはめちゃくちゃ速く進むのですが、部署を横断するプロジェクトが下手な面がありまして、ちょっと苦戦していました。そこで、EC部門をメインで見ていた私に協力してほしいと依頼が来まして、一緒に検討することになったのです。全社が関わるシステムですから総力戦で行こうというわけです。
――それで、私どもの品川の本社の方にもお越しいただいたわけですね。
岩田:そうです。全社に関わる重要プロジェクトであるのと同時に、御社のことはTVCMや日経新聞の広告などで知っていたのですが、私は御社に限らず、システムベンダーさんをパートナーだと考えていますので、行ったこともない会社を単に見積りだけで判断するなんてことはできません。それで我々3名で御社に伺って副社長さんとお話して、どんな思いで仕事をされているのかといったことをお聞きした上で決定したわけです。
――ありがとうございます。ただ安いからという理由だけで選ばれても嬉しくありませんから。
奥山:しかし実際のところ、コストパフォーマンスも高かったですね。従来のシステムをアップ―デートして電帳法などにも対応する見積りもとっていたのですが、その5分の1くらいでした。やはりコスパも大事ですから、その点でも評価は高かったです。
――ありがとうございます。
NI Collaboのコスパには圧倒的な自信がありますので、ご理解いただいて嬉しいです。
NI Collaboは
デジタル活用の基盤としてお使いいただきたいので、なるべく低コストで多くの機能をご提供できるように頑張っております。
ところで、導入後の運用、効果の方はいかがでしょうか。
川角:経理の立場から言えば、インボイスや電帳法への対応でOCRが便利ですね。経費精算も順調に使えています。
岩田:従来の仕組みは、かなり古くなっていて劣化しているというか、容量やレスポンスなどにも問題がありましたから、それらをまとめて解決できて、大変助かっています。
――御社くらいの規模になると、ワークフローなどで決裁スピードが格段に速くなったりしたと思うのですが、いかがでしょう。
岩田:速くなりましたね。名古屋、東京をはじめとして、結構事業所がありますので、ワークフローは重要ですね。今までもあったのですが承認ルートなどがバラバラだったので、それらを整理して活用度が格段に上がりました。使う人と使わない人が分かれないように、全社を巻き込んで行きたいと思います。スマホアプリも便利に使わせてもらっています、もはやNIなしでは会社が回らないようになっていますが、NI Collaboにはたくさん機能がありますから、もっと活用していきたいですね。たとえば、安否確認とか。
――標準機能にNI Collabo NOW!という機能がありますので、災害時の安否確認を自動発報で実現していただけます。日本全国どこで地震が起こるか分かりませんからね。イザという時にならないと価値が分からない機能なのですが、イザという時にはあって良かったとなると思います。
奥山:まだまだ使えていない機能がありますね。
――たくさん機能がありますから(笑)。
バスケット機能やVideo Viewer機能など新しい機能もございます。
岩田:名刺の取り込みはやってみたいですね。
――バスケット機能でOCR読み取りが可能になります。見積システムのSQAもご検討いただいていると思いますが、SQAが入ると顧客マスタが使えるようになりますので、バスケットから顧客データベースを作ることができるようになります。
Video Viewerは動画マニュアルの配信を店舗のスタッフ教育などに活用いただけると思います。
奥山:NIさん、営業トークが上手ですね。
――いやいや、営業トークではなく機能のご紹介です(笑)。
岩田:安否確認と名刺情報は早急に取り組みたいと思います。
――安否確認には予行演習機能がありますので、イザという時に困らないように事前にテストしてみてください。
今後に向けてNIに何かご要望などはございますか?
岩田:現状は非常に便利に使えていて効果も出ているので満足していますが、他にもいろいろ出来そうなことがあるので、今後も支援をお願いします。生き残るのではなく勝ち残りたいと考えていますので。
――勝ち残る。いいですね。
特許なども取られた「metaインソール」という新商品が好調とお聞きしましたが、売れ行きはいかがでしょう。
奥山:売上、伸びています。「metaインソールのない世界には戻れない」と言われる方も多いですね。特にキャビンアテンダントなど立ち仕事の女性などには大変好評をいただいています。
岩田:超柔軟素材を開発する株式会社タナックの「クリスタルゲル」とマドラスの靴づくりが融合してできた画期的な商品です。土踏まず部分へのマッサージ効果があり、姿勢補正効果もあります。高伸張性によって隙間をなくし、アーチサポート機能で足への負担を軽減することができます。また高反発弾性によって次の一歩を踏み出す力を引き出す機能もある新時代のインソールです。
――聞いているだけで履いてみたくなりました。インソールだけで購入できるのでしょうか。
奥山:「metaインソール」単体でも販売していますし、「metaインソール」を組み込んだ商品も多数ご用意しています。口で説明しても効果の実感は伝わらないと思うので是非一度試していただきたいと思います。NIさんには特別に差し上げましょう。試してみてください。
――いいんですか。試してみます。
今後も、御社が「勝ち残る」ためにお役に立てればと思います。ありがとうございました。
(後日談:NI社員がmetaインソールをスニーカーで試したところ、抜群の歩きやすさと疲れにくさを実感しました。)
業種 | 導入年月 | 導入製品 | |
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製造業 | 2023年10月 |
マドラス株式会社 | |||
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本 社 | 名古屋本社 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄二丁目15-6 東 京本社 〒111-0032 東京都台東区浅草六丁目30-8 |
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代 表 者 | 代表取締役社長 岩田 達七 | ||
事 業 内 容 | 革製履物製造卸販売 |